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3月3日。
2012年03月03日 (土) | 編集 |
忘れられない人がいます。

と、言っても。
LOVEな感じの話ではなくて、

恩師。

小6で出会い、中3まで私に英語を教えてくれた塾の先生。

当時30代だった先生は、強烈なリーダーシップで教室を引っ張り、
教え方は的確。面白い授業。厳しさの中に愛情があった。
あのころは私も英語得意だったのだ。(トオイメー)
全ては先生に出会えたおかげだと、今はっきりと断言できる・・・。


中学卒業後、時は流れて約15年後。
すっかり恰好だけ大人になった私は、ひょんなきっかけで先生のブログを見つける。

日々の出来事。仕事。美味しい食べ物。趣味のこと。

それだけじゃなかった。
「胃がんに罹患している」と書かれていた。

ブログを読む限りは、病気の陰などみじんも感じさせず、
精力的に活動されているご様子。
ホッとしたのか、その後しばらく見ることをやめてしまった。


年月は過ぎ、再び急に思い出すまま先生のブログを探す。

すると今度は「胃がんが再発転移した」と書かれていた。

それ以外は、変わらなかった。
忙しく仕事をし、体調を気にしながらも美味しいものを食べ、
いろいろな人と出会い、趣味に夢中だった。

病気について良く調べ、自分の状態を把握し、
納得できる治療を選択して受けていた。

何に対しても前向きで、ユーモアを忘れない。
生き生きとした姿がそこにあった。

しかし・・・
しだいに更新は途絶えがちに。
この病気というものの、深刻さをうかがわせはじめた。
最後の最後まで、生きることを諦めなかった先生。
50歳のある日、夏の夜空のお星さまになった。


ずうっと、会ってもいないのに、
どうしてか寂しくて悲しくて仕方がなかったけれど。
「私も先生のように、最後の最後、目を閉じる瞬間まで、しっかり生ききろう」って決めた。


悲しみが遠ざかりつつあった、半年ほど経つ春の日。
33歳の私は突然、「がん患者」という肩書を背負った。

先生からバトンを渡されたのだろうか?
よっしゃやったる!と妙に気合が入った。

病気について良く知ること。
納得して治療を受けること。
日々の生活を楽しむのをやめないこと。

教えてもらったことは、数え上げたらきりがない。
何年も会っていなくても、大人になっても、
ずっと私は「先生の教え子」なのだから。

「がんに左右されず、あなたの人生なんだから、あなたらしく生きなさいよ」って
今も言ってくれているように感じる。
心の中で対話する先生の姿は、あの頃のまま。


ただそこに在るがままの自分を認め、
毎日を大切に、しっかり生きようと思っているけれど、

ダメ生徒の七転八倒の日々は続く。

今にもご注意の声が飛んできそう。(昔もよく怒られた・・・)

せめていつか、あっちで会った時には
「よくがんばったね」って言ってもらいたい。
お互いを讃えあいたい。

今日という日、思い新たにす。


3月3日。丸3年。
すべてがありがたいと思うと、世界の色が鮮やかに見える。


先生の生き方が、キャンサーサバイバーシップ、そのものだったんだなぁ。


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