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CNJがん医療セミナー「代替医療に関する特別講演」(6/27)~続き~
2010年07月07日 (水) | 編集 |
「もっと知ってほしい代替医療の科学的根拠のこと」
パネルディスカッション

司会 鳥集徹さん
パネリスト 上野直人先生、大野智先生、岩瀬哲先生

実際の模様はCNJがん情報ビデオライブラリーをご覧ください


☆印象的だったお話・まとめ☆
(ノートに書いたことをまとめているので多少話が前後したり、言葉の使い方が異なったりする場合があることをご了承ください。もし、問題のある箇所があれば訂正や削除致しますので、ご指摘くださいませ。)


●実際患者さんと接する中で、代替療法について

○上野先生
得られた情報は医療者と患者の間で必ず共有することが前提である

○岩瀬先生
患者さんからの代替療法に関する相談は絶えないし、減っていない

○大野先生
利用される代替療法の種類には流行り廃りがあるのを感じる
流行は宣伝の影響によるもので、科学的根拠によるものではない
情報源は口コミやインターネット


●危険性を減らすためには

○大野先生
医療者と患者さんの間での合意点や妥協点を見極める必要がある
あくまで完治する可能性を減らしてはならない

○上野先生
不確定要素があるということはリスクがある可能性があること。なので安全性から勧めることはできない

○岩瀬先生
経過観察や治療の選択肢がなくなってしまった患者さんに対しては、家族も含めてコミュニケーションを取る必要がある


●現状を変えるには

○上野先生

☆EBMのステップ
患者さんのニーズに応える
EBMは個別化医療の究極のスタイルである(EBMと個別化医療は対峙するものではない)

大学病院では理想の医療モデルを示すべきである
本来のEBMの温かさを実践

研究も臨床もできる医師こそが教授になるべき
もしEBMに反する医師がいるならば、患者は理想とする医療を、また、医療者の質を見極め、もっと質の高い教授を選ぶよう、自ら主張して迫らなくてはならない
アメリカでも40年かけて医療が変わることができた


●代替医療とうまくつきあうには

○岩瀬先生
進化論の見方から考えると、古来から集団生活を送ってきたヒトは「人のために何かしたい」とか「身近な人の勧めに従いたい」という本能があるのではないだろうか?

それゆえ、がんで死と直面した時に家族や身近な人から「代替療法○○が良いよ」と勧めがあると、それを良いと思い従ってしまう

勧める方も「人のために何かしたい」からと言って、本能のままに何かを勧めて安全を脅かしてはいけない
理性をもって本能をコントロールし、安全を守らなくてはならない

○上野先生
患者とは誰か?
本人に他ならないし、人生を他の人に左右されたくはない

患者というだけで弱者であるのに、押し付けの親切心が脅しや恐怖を与えることは、倫理的にコミュニケーションの重大な問題がある

自己満足な勧めではなく、本人の立場ならどう受け取るかを見極めることが大切
それこそが良い医療につながり、コミュニケーションの原点である

☆代替医療を既にしている人に対しては
アドバイスを与えるのではなく、その人の話、考え、意見をよく聞き、コミュニケーションに特化する
その人に対してできるのは「説得」ではなく「情報提供」
画像上がんが大きくなっているとか、倦怠感が増しているとか、事実を確認しあう

○大野先生
☆「説得より納得」
説得してもうまくいかない
相手の価値観を聞いてコミュニケーションを取る
納得してもらえることを到達点に置く


~~あくまで個人的な感想~~

特に印象に残ったのは、大野先生の「説得より納得」ということば。
コミュニケーションの重要性。
岩瀬先生の進化論のお話もとても興味深かった。
それから上野先生が「ダメな医師は皆さんがよく分かっているはずだ。患者はもっと質の高い医療を、EBMを実践できていない医師にこそ迫るべき」という内容のことばを何度も仰っていたことにドキリとした。
患者自身が主体的でなくてはと改めて実感した。

終了後、上野先生のご著書を持参していた私は、図々しくも先生よりサインを頂戴しました。
(図々しい割にはめっちゃ緊張してしまいました・・・)
キャンサーギフトとして、ずっと大切にしたいと思います。
がんになったことは決して良いことではありませんが、自分ががんにならなければ、先生方と出会うこともなかったことでしょう。
ご縁とはかくも不思議なものか・・・と感じる今日この頃です。

サインの御礼を兼ねて宣伝(笑)
ぜひ一家に一冊どうぞ♪

最高の医療をうけるための患者学 (講談社+α新書)最高の医療をうけるための患者学 (講談社+α新書)
(2006/07/21)
上野 直人

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